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ネキシウムは逆流性食道炎を始め胃酸過多の時に使用される薬で、多くの人に使用されていますが、しっかりとした効果がある半面、薬なので副作用の起こる可能性があります。
ネキシウムを使う時に限った事ではありませんが、どのような薬でも使用する前には副作用が起こる可能性があるということまで考えておくことが大切です。
ネキシウムを服用することがあるかもしれないような症状を抱えている方は、しっかりと理解をしてから服用を開始しましょう。

ネキシウム効果と副作用について

ネキシウムの主成分はエソメブラゾールというもので、胃酸の分泌をする酵素が出ないようにする作用を持っています。
エソメブラゾールはプロトポンプ阻害剤として日本で4番目に開発された医薬品で胃酸の分泌を抑える他に、胃の中のphを上昇させることで抗菌薬の効き目をよくする働きをします。
このようなネキシウムによる効果は、多くの胃の病気の原因となると言われているピロリ菌に対する抗菌薬を使用する時にも有効です。

現在では逆流性食道炎の疑いがある症状を訴えた場合には、ネキシウムを処方されることが最も多いとされていて医師からの評価も高い医薬品です。
逆流性食道炎は胃酸の分泌が多くなった時によく起こりますが、胃酸の分泌が増えた時に起こる病気には他に胃潰瘍や十二指腸潰瘍があります。
これらは逆流性食道炎とは違った症状が出る病気ですが、原因となっているのは胃酸の分泌が過剰になっているということで、逆流性食道炎の治療と同じようにエソメブラゾールを主成分としたネキシウムが使用されます。

胃潰瘍や十二指腸潰瘍は強い腹痛が出たり、潰瘍が大きくなると出血を起こすこともある病気で、放置してしまうと重篤な病状になってしまう可能性があります。
そうなってしまう前にネキシウムを使用して胃酸の分泌を抑えることができれば、潰瘍が悪化することなく徐々に潰瘍を治すことができます。
胃酸は胃の中に必要な物質ですが、量が多すぎると胃の粘膜を破壊してしまい、潰瘍を形成してしまうきっかけになります。

ネキシウムにはこのように胃酸の分泌を抑制させるという効果がありますが、副作用は下痢や皮膚のかぶれなどがあるとされていますが、下痢の症状は薬の服用を止めるとすぐに消失することが多いようです。
下痢は胃酸の分泌を低下させることに関係して起こると考えられており、普段とは違った状態になることで便の状態に変化が起こります。
皮膚のかぶれは皮膚が赤くなったり発疹が出たりすることがあるという症状ですが、ネキシウムが体にあっていない時に起こることがあるので、どうしても辛い時には服用を中止するという方法もあるということを覚えておきましょう。

便の状態が変化して軟便になったり下痢気味になるという症状は、ネキシウムを服用している限り出続けることが多いため長期的にネキシウムを服用する時には便の状態が変化したままになることがあります。

ネキシウムで重篤な副作用が出たら病院へ

ネキシウムの服用による副作用は下痢や皮膚のかぶれなどの比較的軽度のものから、重篤な問題を起こすようなものまで様々なものがあります。
重篤な症状の中にはアナフィラキシーショックのようなすぐに対応する必要があるものもあるため、そういった症状が起きた時にはすぐに病院を受診するようにしましょう。

他に注意が必要な副作用としては血液の成分が正常でなくなってしまうというものがあり、これは血液検査をすることで、どの程度副作用が出ているかがわかります。
身体の異常が出るほどまで放置してしまうと、血液成分がかなり異常な値になってしまっていることがあるので、できるだけ早く発見するためには血液検査を行っておくことが大切です。
血液は全身の状態に関係してくるもので、場合によっては重篤な症状に発展してしまうことがあるので十分に注意しておきましょう。

また薬の代謝を行う臓器である肝臓の機能が悪い場合には、薬の成分が予定通りに代謝されないことで、身体の中に予定以上に薬の成分が残ってしまいます。
さらにそこに新しい錠剤を飲むことでますます体の中に成分が蓄積されてしまうことがあります。
薬は代謝をされて使用されるように作られているので、代謝が正常に行われないと体にとって有害な物質になってしまいます。
肝臓の機能が悪い人は、そういった可能性があるということを考えてネキシウムを服用するようにしましょう。
また、肝臓に負担をかけるために、もともと肝臓の機能が悪い人はネキシウムの服用でさらに機能が落ちてしまうことがあるので、肝臓の機能が悪くなり過ぎていないかをチェックしながら服用していくようにします。

こういった副作用は薬を中止しただけでは体の機能がスムーズに元に戻るかどうかがわからないものです。
下痢や皮膚のかぶれはネキシウムの服用を中止することで症状が緩和するので、問題が解決しますが、血液成分の異常や肝機能の低下はネキシウムの服用を中止するだけでは症状が緩和しない可能性があります。
そのような時にはしっかりと病院を受診して医師の診察を受けることが大切になってきます。
血液検査をしないと、副作用の症状がどの程度出ているかわかりませんし、服用を中止した後にきちんと身体が元の状態に戻っているかも知ることができません。
自己判断で終わらせてしまわずに、必ず病院へ行き適切な治療を受けるようにしましょう。

逆流性食道炎はどんな症状?

逆流性食道炎という病気は通常は胃の中だけにある胃酸が食道に逆流してくることで、食道に傷をつけてしまう病気です。
胃酸は強い酸性の物質で、その酸性度の高さで、胃の中に入ってきたばい菌を死滅させて体に有害な物資が体の中に入らないようにする働きがあります。
健康な状態では必要な分だけの胃酸が分泌されて丁度良い働きをしていますが、量が多すぎると胃の上にある臓器の食道にまで胃酸が出てしまいます。

食道は胃酸との接触に対応していない作りになっているので、強い酸性の胃酸に触れることで食道の粘膜に傷がつき、胸のあたりがむかむかする胸やけの症状がでます。
胸やけの症状は軽いうちは気になる程度ですが、酷くなると常にむかむかした状態が続き、夜中に何度も目が覚めてしまうこともあります。
胸やけがあることで、食べ物を食べる気持ちにならず食欲が低下してしまうこともあり、食べ始めても美味しく感じなくなってしまいます。

胸やけはこのように色々なところまで影響を広げると普段と同じような生活を送ることさえできなくなり、毎日を楽しく過ごすことができなくなることで精神的にもダメージをうけることがあります。
精神的な影響が出てくるとさらに症状が辛く感じられるようになるので、そこまで悪化してしまう前にネキシウムなどを使用して治療を開始することが大切です。

逆流性食道炎は食道に炎症が起きている病気ですが、食道以外に症状が出ることもあり、声がかすれる、よくせき込む、喉に違和感が出るといった症状が起こる場合もあります。
これは食道に炎症が起きていることで周囲の臓器にまで影響がでているためで、炎症が起きる部位によって関係する臓器には違いがでるので、人によって食道以外の臓器の症状には個人差があります。

また逆流性食道炎を起こしている人でも中には全く自覚症状を感じない人もいるようで、炎症の程度ににもよりますが、全く症状が出ない場合には治療の開始が遅くなってしまうこともあるようです。

逆流性食道炎は暴飲暴食をして胃の内容物が多い状態が続いた時、脂っこい食事をした時、妊娠中や肥満の場合に胃が圧迫されている時などによく起こると言われています。
そういった状態になりやすいような食生活をしている人は特に注意が必要で、逆流性食道炎を起こすリスクが高いということを忘れないようにしましょう。