胃痛のときにボルタレンは逆効果?

ボルタレンはNSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)に区分される医薬品です。
NSAIDsは抗炎症作用や鎮痛作用・解熱作用などの作用があり、NSAIDsに属するものにはロキソニンなどがあり風邪や歯痛などに利用されています。
ボルタレンはNSAIDsの中でも鎮痛作用の非常に強い鎮痛剤で、痛みが強い時や他の鎮痛剤ではなかなか痛みがなくならないような時によく利用されています。
ボルタレンは高い効果を誇る解熱鎮痛剤ですが、その分強く副作用が出る傾向があると言えるでしょう。

副作用の発生率は約10%で他のNSAIDsと比較しても高いので、服用している際の体調の変化には注意が必要です。
副作用の中でも注意が必要なのは消化器症状で、主な症状として胃痛や吐き気・食欲不振などがあげられます。
人によっては胃潰瘍や十二指腸潰瘍・大腸炎といった症状もあり、ボルタレンの服用には胃痛や下痢などの胃腸障害の発生率は約7%と高く胃薬を併用する人もいるでしょう。
ボルタレンを服用していて胃の調子が悪くなる場合、副作用が出ているケースがあるので注意が必要です。

例えば風邪の症状だと思ってボルタレンの服用を継続していると、胃腸の状態を悪化する可能性があります。
他の薬との併用に関して注意する必要がありボルタレンは利尿薬である「トリアムテレン(トリテレン)」との併用を禁止していています。
他の利尿剤や抗血栓剤・アスピリンなどのさまざまな薬剤と相互作用を起こす可能性があるので飲み合わせには注意が必要です。
アルコールとの併用についての注意は特にありませんが一般的に薬とアルコールを併せて摂取すると肝臓の負担が大きくなる心配があり、薬の効果が十分発揮されなかったり反対に効果が発揮し過ぎてしまうこともあります。
飲酒は控えめにし、使用上の注意を確認してから服用することが大切です。
もしもの時の場合を想定して自宅に常備薬としてボルタレンを保管している人は多くいます。

ボルタレンで胃が荒れる場合は胃薬も併用すると良い

ボルタレンは、歯痛や頭痛などを抑制するためによく処方されるロキソニンと同じくNSAIDsという解熱鎮痛剤に分類される薬です。
NSAIDsは炎症や発熱を引き起こすプロスタグランジンという物質を合成する酵素を妨げることによって効果を発揮します。
しかし、プロスタグランジンは炎症を引き起こす憎悪因子であると同時に胃粘膜を保護する粘液を分泌する作用も持っています。
そのため、ボルタレンを服用すると副作用として胃が荒れてしまい、胃痛や下痢を生じることがあります。
さらに進行すると胃腸障害にも発展する可能性があるので注意が必要です。

ボルタレンによる胃への副作用をやわらげるために、ボルタレンが処方される場合は一緒に胃薬が処方されることが多いです。
胃薬は解熱鎮痛剤の副作用である胃が荒れる症状を緩和するためのものなので、医師の指示に従い必ず一緒に服用するようにしましょう。
また、胃薬の処方の有無にかかわらずボルタレンを服用した後に、胃痛や下痢などの症状があらわれたときはボルタレンの使用を中止し担当の医師に相談してください。

ボルタレンと胃薬を併用する以外に、ボルタレンの胃への副作用を軽減するためには食後に合わせて服用するのが良いでしょう。
痛みが激しくどうしても空腹時にボルタレンを服用しなければならない場合は、軽食を取った後にボルタレンを服用するか牛乳で服用しましょう。
胃への負担を軽減することができます。

痛みを抑える薬として十分な効果が期待できるNSAIDsですが、妊娠中の方や15歳以下の子供、インフルエンザ患者には使用できません。
また、アスピリン喘息患者への使用もできないなど扱いが難しい薬なのでわからないことがあれば、医師や薬剤師に必ず相談してください。