逆流性食道炎だけじゃない!若い人に増えている頻尿

夜間に尿意を感じて起きる、残尿感がある、尿意を感じやすい、尿意が無いにも関わらず不安感で何度もトイレを往復してしまうタイプの頻尿が、若い世代で増えています。
これを過活動膀胱と呼びます。
脳や体の病気である可能性もありますが、原因が分からないことも多く、心配することでさらにトイレが近くなってしまうことがあります。

これらの症状が若い世代で増えている原因の一つに、慢性的な便秘が考えられます。
便秘になるとおなかが圧迫され、胃の中のものが食道に逆流することが考えられます。
何でも溶かしてしまう強い酸性の胃液と混ざり合った食べ物が食道に流れてくると、食道が傷つき、喉が酸っぱくなったり、腹痛を起こしたりといった症状が現れます。
また、腸からの刺激で膀胱が圧迫され、頻繁に尿意を感じるようになります。
便秘の原因は食物繊維の不足や運動不足等が考えられますが、心配しやすい性格の人にも多いです。

若い人のあいだでは、衛生面が気になり自宅以外のトイレ利用を拒む人が増えています。
苦手意識を持っているので、安心してトイレを利用できず、便秘になりがちな人が増えているのかもしれません。
トイレを我慢しがちな人の場合、膀胱に菌が入り膀胱炎を起こしていることがあります。
排尿の際に痛い等、自覚症状が無い可能性もありますので、頻尿が気になるときには病院での相談がおすすめです。

女性の場合は妊娠や出産で骨盤底筋を痛め、頻尿が起こることがあります。
骨盤が元の位置に戻るまでの一時的な症状であることも多いですが、出産後も長く続くときはトレーニングで骨盤を鍛える運動を取り入れると頻尿が治る可能性が高いです。
頻尿だけではなく、月経量が増えた等の症状があるときには、卵巣や子宮の病気も考えられるので、自分の体の調子がいつもと違うと感じるのであれば病院を受診しましょう。

体の調子が良い人でも、頻繁にトイレへ行くために膀胱が小さくなっていることがあります。
ですので、トイレを我慢することで頻尿が治まることがあります。

少しずつ我慢してみることも治療法の一つ

頻尿になると尿を長く我慢することが簡単ではなくなるため、必要以上にトイレに行く方がおられます。
もちろん、自分が頻尿であるという自覚を持っている方にとって念のため早めにトイレに行くということは重要なことです。
しかし、トイレに頻繁に行くという行為自体が膀胱の容量を小さくしてしまい、悪化させる原因にも繋がる恐れがあります。
そこでトイレを我慢するということも頻尿の治療の手段の1つです。

過活動膀胱の全ての方にトイレを我慢することが有効であるということではありません。
その症状に合わせて治療法を選択する必要があります。
例えば子供の頃から人より多くトイレに行くという方の場合、大きな病気が潜んでいる可能性が低いのでトイレを少しずつ我慢する治療法が有効と言えます。
しかし、病院の診断などを受けた際に頻尿の原因が何らかの病であった場合はこの限りではありません。
そのため、頻尿の原因を確認してから実施するのがおすすめです。

トイレを我慢することによる治療は夜間にも有効ですが、急激に行うのはお勧めできません。
寝るときに気になってしまう場合には昼間に行う方が良い可能性があります。
頻尿は若い世代の方にも増えてきていますが、若い頃の方が膀胱の伸縮に融通が利くのでこのトレーニングを行う有効性が高いと言えます。

尿意は一定ではなく波があります。
例えばある時に1時間我慢できたからといって、いつでも1時間我慢できるとは限りません。
その時の室温、飲んだもの、行動などで異なるからです。
そのため、トイレを少しずつ我慢する際には時間を測れば良いというわけではありません。
体感的にどこまで我慢するかを決めることが大切です。
心配な方は骨盤底筋を鍛えるのも有効となります。