逆流性食道炎は自然治癒することはある?

一度かかると自然治癒するのが難しい病気はたくさんありますが、その一つに逆流性食道炎があります。
その理由としては、逆流性食道炎は生活習慣の乱れが原因であることがほとんどだからです。
普段の生活を見直さないままでは治すことは難しいといえるでしょう。

逆流性食道炎の主な症状としては、胃のむかつき、胃腸の不調、咳、咽頭痛などが挙げられます。
食後や前屈の姿勢をしている時に不快感を感じやすいということも症状の特徴という事が出来ます。

治療期間には個人差がありますが、長い時間が必要となることも珍しくはありません。
内服薬などの医薬品を使用するとともに生活習慣を見直すことにより、徐々に改善することが出来ます。
ただし、一度症状が治まっても再発する可能性があります。

内服薬などの医薬品を使用することにより、症状を抑えることは出来ます。
しかし、根本的な原因が置き去りになってしまっている可能性が考えられます。
根本的な原因は、胃酸が逆流しやすい状態であるということです。
元々食道と胃の境にある弁が緩みやすい体質であるという場合もあれば、加齢や肥満、姿勢の悪さによって弁に緩みが生じることで胃酸が逆流していることもあります。

逆流性食道炎の症状を根本的に改善するためには、どのような理由で胃酸が逆流するのかを知り、元の状態に戻すという事が必要になります。
猫背など姿勢の悪さが影響している場合には、背筋を伸ばすように心掛けるようにしましょう。
最初は長い時間正しい姿勢を維持することは難しいかもしれませんが、継続することで、徐々に良い姿勢を保つことが出来るようになります。

そして、肥満の場合、お腹についた脂肪が胃を圧迫していることが考えられます。
肥満が原因の場合には、食事制限や運動による減量が必須です。
ただし、無理な減量は健康を害する可能性がありますので、ある程度時間をかけて行うようにしましょう。

また、加齢により様々な部位の機能が低下します。
筋肉の低下によって弁が閉じにくくなっているという場合には、横隔膜を鍛える体操などを行うことで、弁の働きをサポートすることが出来るため、胃酸の逆流を防ぐ効果を期待することが出来ます。
いずれにしても、逆流の自然治癒は難しいため、症状を感じたら医療機関に相談をしましょう。

放置すると別の症状を引き起こす場合も

一度は胃まで行った食べ物が胃液と一緒に逆流する病気である逆流性食道炎は、元々は胃と食道のつなぎ目の筋肉が低下することで起こる高齢者の病気と考えられていましたが、最近では若者の患者も増えています。
その原因としては、慢性的な便秘により腹圧が高まり胃が腸から圧迫を受けるから・あるいは脂肪分の多い食事により下部食道括約筋がゆるんだり胃酸が増えるから、というのが考えられます。

胃腸の不調やむかつきを感じたら早めに病院に行き、適切な内服薬を手に入れて治療することが必要です。
自然治癒することは難しいです。

元々、食道というのは胃の壁と違って強力な酸性である胃液に耐えられる構造にはなっていません。
食道の粘膜が爛れたり、腫瘍が出来たりするでしょう。
食道がんのリスクも高まるため、ただ単に気持ちが悪いというだけでなく命の危険性も出てくるのです。

危険なのは食道だけではありません。
逆流性食道炎の原因である便秘・脂肪分の多い食事は大腸がんのリスクも高めます。
便が出ず体内に不要なものが溜まった状態や高カロリー食で血液がドロドロの状態は、生活習慣病にもなってしまいます。

単にむかついたり胸焼けやゲップが起こったりという症状は、病院を受診するほどではないと放置してしまいがちです。
しかし食事のたびに苦しむことになるのは大変ですし、どんな症状に発展しないとも限りません。
症状が続くようであれば、胃腸科や内科・消化器科などを受診するようにしてください。
どんなに薬を服用していても、食生活が今のままであれば改善は難しいでしょう。
規則正しい時間に栄養バランスを考えて食べる・暴飲暴食しないことで健康を取り戻し、元気に長生きしましょう。